留学生って本当はこんな感じ

年々増加する留学生の数。今じゃどんな田舎にも日本人いるっていうものね。
便利な世の中です。
飛行機で10時間飛び越えても朝はお米を食べられるし
梅干だってお茶漬けだってなんだってあり。
こんな時代に留学生できて幸せなわたし。

ところで皆さんは安藤優子さんの「あの子は英語が話せない」読まれましたか?
まあ彼女が留学したのはアメリカで数十年前で今と環境とかも違うわけですが
きっと皆さんの想像されてる留学ってあんな感じだと思います。
興味のある方はぜひ読んでください。
まあ早い話がアメリカのある程度裕福な家にホームステイ。その家にはプールまである。
新しい環境になじみ、テニス部に入ったりプロムに誘う相手を悩んだり...
ちょっとアメリカナイズされて帰ったら違う性格の人間になっていた...
みたいな。

皆さんもそういう留学生活想像しませんでした?
私は正直に言います。
そういう留学生活に憧れていました。
でも現実はまったく違います。
っていうか私の留学生活は全く違いました。
思わず私立の学校に留学した事を恨んだくらいです。(笑)
だって私が今まで読んだ留学体験記は全部公立の学校に行った人の話だったから。
もしかしたらカナダに留学したのにアメリカ留学体験記のようなものを想像した私がちょっとお馬鹿
なのかもしれませんが...でも行くまで実際何も分からないんですよね。

例えば私はビバリーヒルズのような高校生活に憧れていたわけだけど
実際生徒の車通学は一部の人に限られていたし。
ラジオ局なんて学校内になかったし。
生徒もたった300人の少数の学校で新しい出会いなんてその辺に転がってるわけでもないし。
プロムだってなぜか2月だし。
ドレス売ってないんだよ----って切れるし。
冬は寒いからカリフォルニアのように薄着でウロウロ軽快な動き取れないし。
かっこいい金髪青い目の彼氏なんて一度もいないし
私の高校生活は思い描いていたものとは180度違うと言ってもいいでしょう。

かといって私は自分の留学に不満は全くありません。
なんてラッキーな私...と思います。
だって行きたい学校に行ってるしそこそこ友達もいるし勉強も普通にしてるし。
事故にも事件にも遭ったことないし家族は健康に私の帰りを日本で待っててくれてるし。
まあたまにすごい文句ブーブーなクラスとかもあるけど。
きっとどうにかしてパスするでしょう。
いよいよ来年は4年生だし。
こっちの大学は入るの簡単で卒業するの難しいって言うけど
とりあえず今は私は授業の単位落としたこともないし、きっと来年卒業してるし。

だから留学生が頭がめっちゃいいとかはそんなことありません。
きっと日本で大学行ってるよりは勉強してるでしょう...でもかといって頭がいいとは限りません。
私のようにちんちくりんな留学生もいるわけです。
でもこれはあくまでも私の留学生活でもっとちゃんとした意思をもって留学してる人の方が
多いと思います。でも私もいつもへなちょこな真似をしてるわけではありません。
課題の前には徹夜したり血を吐きそうな思いも何度か繰り返してるわけです。
最近はやっと将来の希望も出てきたし。

そうです。そこなんです。
まだ若いんだからそこまで志とか持って留学してなくてもいいと思うんです。
この学校に行ってるプロセスの中で何かを見つけていければ。
まだ人生20年生きたくらいで全てが分かってる方がすごいでしょ?
だから今留学を迷っている人、一度してみるとよいでしょう。
えらそうに留学は自分のしたいことが分からないとお金の無駄になるなんて本も沢山ありますが
みんな迷ってるんです色々。
ただ学生でいる場所を海外に移しただけなんです。
だって日本で学生してて大学に入るときに将来したい事わかっている人少ないでしょう?
こっちでも同じこと。
海外で大学っていうと「わーすごい。もうやりたい事きまってるんだね」っていわれがちですが
そんなことはありません。こっちの方が大学の専攻にも柔軟だし。いくらでも変更きくし。

皆さんも迷いながら留学してみてください。
異文化で生活すると色んなことが見えてきます。
そこから何かをつかんでいけばいいと思うのです。

そんな留学生HITOMINです。
だって私毎日しあわせだもん☆

 


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